Account Engagementとは何かと主な機能
Account Engagementは、Salesforceと一体で使うマーケティングオートメーションです。2023年に書いた記事を、2026年9月時点のSalesforce公式ヘルプと公式ブログで確かめ直しました。
どういうときに使うのか
Webサイトで資料をダウンロードした人、メールを開いた人、何度も料金のページを見ている人。こうした見込み客の動きは、営業からは見えません。マーケティングの担当者も、どの人が商談に近いのかを勘で決めがちです。
Account Engagementは、見込み客のWeb上の行動を追い、メールで関係を育て、商談に近い人を営業へ渡すための仕組みです。公式ヘルプでは、マーケティング担当者が意味のあるつながりを作り、パイプラインを増やし、営業が商談をまとめるのを支えるツール群と説明されています。
名前の変更
もとの名前はPardotです。Salesforceの公式ブログ(2022年4月6日)で、「Account Engagement, formerly known as Pardot」と案内されました。まずWebサイトやマーケティングの資料から名前が変わり、そのあと製品やヘルプへ広がる、と説明されています。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2022年4月 | PardotがAccount Engagementに名前を変えると案内されました |
| 2022年10月17日 | Salesforceの中で使うPardot Classicアプリが廃止されました |
Pardot Classicアプリの廃止について、ヘルプ記事では、従来の画面は pi.pardot.com でいまも使えること、Salesforceの中ではAccount EngagementのLightningアプリを使うことが案内されています。
まず押さえる用語
公式の用語集から、よく出てくる言葉を並べます。
| 用語 | 用語集の説明 |
|---|---|
| ビジター | 追跡しているWebサイトなどを訪れた人。匿名のこともプロスペクトのこともあります |
| プロスペクト | 匿名だったビジターが変換され、誰か分かるようになった見込み客です |
| スコア | ページの閲覧やフォームの送信など、プロスペクトの行動に基づく点数です |
| グレード | プロスペクトの人物像・合っている度合い・属性を表します |
スコアは「どれだけ興味を持っているか」、グレードは「自社の顧客像にどれだけ合っているか」と考えると分かりやすくなります。両方が高い人ほど、商談に近いと言えます。
当時の記事で挙げたメリット
2023年の記事では、次の4つをメリットとして挙げていました。考え方はいまも変わりません。
商談に近いリードを見分ける
行動の追跡とスコアリングで、商談につながりやすいリードをはっきりさせます。
顧客に合わせて関係を深める
商談の状況や興味、属性に合わせたメールの流れで、関係を深めます。
マーケティングと営業をつなぐ
Salesforceと一体になっているので、顧客に合ったタイミングで営業が動けます。
投資対効果を測る
獲得したリードが商談や受注まで進んだかを1か所で追えるので、施策ごとの効果が分かります。
主な機能
公式ヘルプの目次に並んでいる機能から、よく使うものをまとめます。
| 分類 | 機能 |
|---|---|
| 集める | フォーム、ランディングページ、Webサイトの追跡 |
| 見極める | スコアリング、グレーディング |
| 育てる | メール、Engagement Studio |
| 自動化する | オートメーションルール、セグメンテーションルール、ダイナミックリスト、完了アクション |
| 営業へ渡す | Salesforceコネクター、エンゲージメント履歴 |
Salesforceとは、Salesforceコネクターでつながります。ヘルプ記事には、オートメーションルールでプロスペクトを更新すると、ひもづくリード・取引先責任者・個人取引先へ同期されると書かれています。公式ヘルプの目次には、Salesforceのレコードにエンゲージメント履歴を表示する手順もあります。
当時の記事から変わったこと
- 当時の記事にあった、他社の営業支援ツールとの連携の紹介は外しました。この記事ではAccount Engagementそのものの説明に絞っています
- 当時の記事の最後にあった、私たちのメールテンプレートの紹介も外しました
- 料金はエディションや契約で変わるため、ここには書きません。Salesforceの公式サイトで確認してください
確認した環境
- 2026年9月時点のSalesforce公式ヘルプ(Account Engagementの目次、Account Engagementの用語集)、ヘルプ記事「Pardot Classic App in Salesforce Retirement」「Using Account Engagement Automation Rules vs. Salesforce Flows」、Salesforce公式ブログ(2022年4月6日)で確認しています
まとめ
- Account Engagementは、Salesforceと一体で使うマーケティングオートメーションです
- もとの名前はPardotで、2022年4月に名前の変更が案内されました
- Salesforceの中で使うPardot Classicアプリは2022年10月17日に廃止され、いまはLightningアプリを使います
- スコアは行動に基づく点数、グレードは顧客像に合っている度合いです
- Salesforceとは、Salesforceコネクターでつないで使います
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