AIに任せる範囲を決めて社内のシステムとつなぎます
AIを中心に置いて、Salesforce や Slack、Google、GitHub をコネクタでつなぐ形が、実際に動くようになりました。残る問題は「どこまで触らせるか」です。
これまでのシステム連携との違い
これまでは、システムとシステムを1対1でつないでいました。Salesforceと会計、Salesforceとチャット、というように、つなぐたびに開発が必要でした。
いまは、AIからコネクタを通じて、それぞれのシステムのデータを読み書きできます。
AIが参照する先のなかでも、顧客や商談の記録が集まっているのがSalesforceです。Salesforceにデータが入っているほど、AIに任せられる作業の範囲が広がります。
サービス内容
何を触らせるか決める
いきなり全部つなぐと事故になります。読むだけにするか、書き込ませるか、どのデータまでか。最初にここを決めます。
任せる仕事を切り分ける
AIが得意なのは、量が多くて判断の基準がはっきりしている仕事です。責任が伴う判断は任せません。業務を見ながら仕分けます。
システムの間をつなぐ
AIを通して、片方から読んで、もう片方に書く。これまで開発が必要だった連携が、設定と手順書で回る場合があります。
判断の基準を文書にする
社内の「こういうときはこうする」を書き出して、AIが参照できる文書にします。
AIには必要な権限だけを渡します
AIを業務に入れるとき、私たちがいちばん気をつけているのは事故です。消してはいけないものを消す、出してはいけない情報を出す。一度起きると、社内で使い続けるのが難しくなります。
そこで、権限を動詞の単位で分けて渡します。「読む」は渡し、「書き加える」は範囲を決めて渡します。「書き換える」と「消す」は渡しません。
この仕分けは、クラウドの権限設定でそのまま指定します。AIが使える対象を名前で、操作を動詞で限定します。こうしておけば、間違いが起きても被害を小さく抑えられます。そのうえで、任せる範囲を少しずつ広げます。
権限の渡し方の例です。読み取りから始めて、うまく回るものだけ書き加えを許可していきます。「消す」は最後まで渡しません。
自社の業務でAIを運用しています
社内のシステムをAIに操作させている例を、いくつかご紹介します。
AIに社内のシステムを読ませた
業務システムに溜まっていた大量のデータをAIに読ませて、棚卸しと整理をしました。使われていないものや重複しているものを、全数で洗い出しています。人の手では数日かかる作業です。
権限を絞って外部サービスを触らせた
外部のサービスを操作する権限を、対象と操作の種類で細かく絞ってから、AIに任せました。触れてはいけない設定には、はじめから手が届かない形にしています。
判断の記録を外に置いて共有した
「なぜこう決めたか」を、閲覧できる人を限った保管場所に書きためて、複数のAIから読める状態にしています。担当が変わっても、AIが変わっても、判断の履歴が残ります。
間違いを見つける役を別に立てた
計画を書いたAIとは別のAIに同じ材料を渡して、検算させています。数字の誤りや判断の甘さが、これでいくつも見つかりました。
連携できる主なシステム
- 顧客・案件
- Salesforce(Sales Cloud / Service Cloud / Account Engagement)
- コミュニケーション
- Slack / Google Workspace(Gmail・カレンダー・ドライブ)
- 会計・人事労務
- freee
- 開発・文書
- GitHub
- クラウド
- AWS / Cloudflare
- それ以外
- コネクタが公開されているものは、つなげるかどうかを調べてお答えします
ご支援の流れ
業務とシステムの確認
使っているシステムと、手作業でつないでいるところを洗い出します。ここに時間をかけます。
1つの業務を読み取りから試す
いちばん量が多くて判断が単純なものを1つ選び、AIに読ませます。書き込みはまだしません。
結果の検算
AIが出した結果を、人が検算します。合わないところは必ず出るので、そこを直します。
書き加えの許可(範囲を限定)
信用できる範囲だけ、書き加えを許可します。書き換える・消す権限は渡しません。
次の業務へ広げる
1つ回るようになったら、同じ型で次に広げます。
料金
料金は個別にお見積りします。いまのシステムとデータの状態によって作業の範囲が変わるため、金額は現状を見てからお出しします。
最初は棚卸しだけを承り、続ける価値があるかどうかをお伝えします。価値がないと判断した場合も、そのままお伝えします。
いまのシステムと業務を見て、AIに任せられる仕事とその順番、見込める効果と危ないところを整理してお渡しします。ここで終わりにしてもかまいません。
伴走支援と同じ形で、定例の打ち合わせを持ちながら進めます。金額は回数によって変わります。
Salesforceの導入・運用についてご相談ください
導入前の検討から、お使いの環境の改修・運用、AIとの連携まで承ります。状況を伺ったうえで、進め方をご提案します。