導入・活用の解説

SFUG CUP 2020 決勝大会で見えた定着化の工夫

SFUG CUPは、Salesforceを使っている会社が活用の工夫を発表しあう大会です。2021年に書いた2020年の決勝大会のレポートを整理し直し、2026年9月時点で確かめられた大会の情報を添えました。

2021.01.11

この記事の読み方

この記事は、2020年8月25日にオンライン中継で開かれた「SFUG CUP 2020」決勝大会を見て書いた参加レポートです。発表の中身は当時の記録で、各社のいまの取り組みを確かめたものではありません。

当時の記事には、大会の公式ページへのリンクを載せていました。2026年9月時点で、そのページは大会の内容を表示しなくなっています。

SFUG CUPとは

Salesforceの日本のサイトでは、Salesforce全国活用チャンピオン大会を、Salesforceを導入している利用者が、自社の業務にどう活かして成果を上げたかを発表しあう、Salesforceユーザグループによる年次最大のイベントと紹介しています。同じページには「SFUG CUP 2026事務局」の記載があり、2026年も続いていることが分かります。

2020年の大会は、第8回の全国活用チャンピオン大会として開かれました。予選を勝ち抜いた6社が決勝で発表し、定着化・技術・業務改善の3つの観点で評価されていました。

決勝で発表した6社

当時の記事に残した、各社の主な事業と発表の中身です。

会社主な事業発表の中身
株式会社ニューズピックスソーシャル経済メディアの運営・開発急成長する事業を支える基幹システムとして、Salesforceにあらゆる業務を載せた取り組み
クリエイトワン株式会社美容商材の輸入販売、美容サロンの経営、経営コンサルティング取引先のサロンのデジタル化と、Salesforceのデータ分析をもとにした経営の助言
アクシスコンサルティング株式会社人材紹介、フリーコンサル、グローバルHR、研修システム管理者の経験のない社員が、基本機能とAppExchangeで定着を進めた取り組み
freee株式会社クラウドの会計ソフト・給与計算ソフトの開発と運営入社2年目の社員が、フロントからバックオフィスまでの導入を短い期間で進めた取り組み
コマツ産機株式会社プレス機械・板金機械と周辺装置の開発・販売・サービス営業プロセスの管理の定着から始め、帳票を出すアプリの開発とペーパーレス化まで進めた取り組み
株式会社サトープリンタやラベルなど自動認識ソリューションの製造販売標準機能を使いこなして課題を解き、営業マネージャーの意識と行動を変えた3年間の取り組み

当時の記事では、1位を株式会社サトー、2位を株式会社ニューズピックス、3位をクリエイトワン株式会社と記録していました。

発表から読み取れた定着化の工夫

6社に共通していたのは、Salesforceを入れたあとの定着に一番手間をかけていたことです。

工夫中身
使う人の声を聞いて直す営業の話を聞き、画面や入力項目を使う人に合わせて直し続ける
勉強会で底上げする社内で勉強会を開き、利用者全体の使いこなしを上げる
標準機能から始める作り込む前に、標準機能とAppExchangeでできることを使い切る
数字で効果を見せるデータに基づいて改善を回し、成果を指標で示す
ここで間違えやすいところです。事例を聞くと、同じ機能を入れれば同じ成果が出るように感じます。どの発表も、成果の前に「使う人に寄り添って直し続けた期間」がありました。機能より先に、誰が利用者の声を集めて直すのかを決めておくと、事例を自社に持ち帰りやすくなります。

確認した環境

  • 2026年9月時点で、Salesforceの日本のサイトにあるSFUG CUPのページで、大会の位置づけと2026年の開催を確かめています
  • 当時の記事の画像は大会の告知用のバナーだけだったため、載せていません

まとめ

  • SFUG CUPは、Salesforceの利用者が活用の工夫を発表しあう、ユーザグループの年次の大会です
  • 2020年の決勝大会はオンラインで開かれ、予選を勝ち抜いた6社が発表しました
  • 6社に共通していたのは、導入後の定着に手間をかけていたことです
  • 使う人の声を聞いて直し続ける役割を先に決めると、事例を持ち帰りやすくなります
  • 当時の大会の公式ページは、2026年9月時点では内容を表示しなくなっています

Salesforceの導入・運用についてご相談ください

導入前の検討から、お使いの環境の改修・運用、AIとの連携まで承ります。状況を伺ったうえで、進め方をご提案します。