導入・活用の解説

Smart Appointmentの使い方といまの代わり

この記事は、私たちが提供していたAppExchangeアプリ「Smart Appointment」の紹介です。このアプリは新規の提供を止めています。当時の使い方はそのまま残し、2026年9月時点で同じことを行う方法を追記しました。

2024.11.22

この記事の読み方

Smart Appointmentは、Salesforceのカレンダーの予定と連動して空いている日時だけを顧客に見せ、顧客がクリックで日時を決められるようにするアプリでした。当時の使い方は下に残してあります。

先に結論です。Smart Appointmentは新規の提供を止めています。いまから日程調整の仕組みを作るなら、下の「標準機能での代わり」から検討してください。

当時のアプリでできたこと

顧客との打ち合わせの日程を決めるとき、候補の日時をメールに並べて何往復もやりとりしていないでしょうか。Smart Appointmentは、この手間を減らすためのアプリでした。

機能中身
空き時間の提示Salesforceのカレンダーの予定と、指定した条件から、空いている日時だけを顧客に見せます
日程の確定顧客がWeb画面のカレンダーで日時をクリックすると確定し、ユーザーのカレンダーに予定が入ります
組織の既定値対応できる日付の範囲・時間帯・曜日と、対応できない日時を、組織の既定として決められます
自動化フローなどと組み合わせて、URLの発行から送信までを自動にできました
Smart Appointmentのレコード画面と、対応可能条件・対応不可条件の指定項目の説明
当時の紹介資料です。対応できる条件と、対応できない条件を指定します。
Salesforceのカレンダー画面と、Googleカレンダー・Microsoft Exchange・Outlook予定表との連携の説明
当時の紹介資料です。外部のカレンダーとの連携は、Salesforce側の同期の機能を使う前提でした。
Webからの問い合わせをSalesforceに取り込み、Smart AppointmentでURLを発行してメールで送る流れの図
当時の紹介資料です。問い合わせの取り込みから、日程調整のURLの送信までを自動にする流れです。

使う側の手順

  1. 新しい日程調整を作る

    Smart Appointmentのタブで [新規] を押し、件名と所要時間を入れます。

  2. 相手を選ぶ

    リードか取引先責任者を選びます。

  3. 条件を入れる

    対応できる日付の範囲・時間帯・曜日と、対応できない日時を入れます。

  4. URLを伝える

    自動で発行されたURLを、メールやチャットで顧客に伝えます。

Smart Appointmentのレコード画面の対応不可条件・行動連携・URL・決定日時の欄と、URLをメールやチャットで送る説明
当時の紹介資料です。発行されたURLの欄は伏せています。

顧客側の手順

顧客がURLを開くと、指定した条件のうち、ユーザーの予定が入っていない日時だけがカレンダーに出ます。都合の良い日時を選ぶと、その予定がユーザーのカレンダーに入ります。

空いている日時だけが選べるカレンダーの画面と、指定した条件とユーザーの予定の説明
当時の紹介資料です。空いている日だけに時刻の選択肢が出ます。
顧客がカレンダーで日時を選ぶ画面と、ユーザーのSalesforceカレンダーに予定が入った画面
当時の紹介資料です。選ばれた日時の予定が、ユーザーのカレンダーに入ります。

2026年9月時点の状況

  • Smart Appointmentは新規の提供を止めています
  • 当時の資料で外部のカレンダーとの連携に挙げていたLightning Syncは、Salesforceの公式ヘルプで2027年に廃止すると案内されています。移る先として案内されているのはEinstein活動キャプチャです
ここで間違えやすいところです。外部のカレンダーとSalesforceの予定を同期する仕組みを、いまLightning Syncで組んでいる場合は、日程調整の仕組みとは別に、同期の仕組みそのものの移行が要ります。公式ヘルプでは、既存のLightning Syncの利用者にEinstein活動キャプチャへの移行が勧められています。

標準機能での代わり

顧客が自分で打ち合わせの日時を予約する仕組みは、Salesforce Schedulerの「インバウンドの予約」で作れます。公式ヘルプでは、顧客・パートナー・見込み客が、対面・電話・ビデオでの打ち合わせを、担当者(サービスリソース)と予約できる仕組みと説明されています。

項目公式ヘルプの記載
使えるエディションEnterprise Edition と Unlimited Edition(Lightning Experience)
ログインしない顧客向け「Inbound New Guest Appointment」のフローを Experience Cloud のサイトに置くと、ゲストユーザーが予約できます
関わるデータ予約する人の権限として、取引先・取引先責任者・営業時間・サービスリソース・サービステリトリー・作業種別などの参照が挙がっています

料金や必要なライセンスは契約によって変わります。Salesforceの公式サイトで確認してください。

確認した環境

  • 2026年9月時点のSalesforce公式ヘルプ(Lightning Syncの廃止、Salesforce Schedulerのインバウンドの予約)で確認しています
  • 画像は当時の紹介資料です。利用者のアイコンと、組織を特定できるURLは伏せています。料金が書かれていた資料は載せていません

まとめ

  • Smart Appointmentは、Salesforceのカレンダーと連動して空き時間だけを顧客に見せる日程調整アプリでした
  • 顧客はURLからカレンダーを開き、日時を選ぶだけで予定が決まりました
  • このアプリは新規の提供を止めています
  • 当時の外部カレンダー連携の前提だったLightning Syncは、2027年に廃止と案内されています
  • 顧客が自分で予約する仕組みは、Salesforce Schedulerのインバウンドの予約で作れます

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