Web-to-リードで集めたリードの管理と上限の注意
Web-to-リードは、作ったあとの管理まで考えておくと効きます。2022年に書いた記事を、2026年9月時点のSalesforce公式ヘルプで確かめ直し、上限に達したときの動きとAccount Engagementとつなぐときの注意を足しました。
01どういうときに使うのか
資料請求や問い合わせをしてきた人は、購入に近い見込み客です。サイトのフォームから届いた情報をすぐにリードとして持てれば、営業やマーケティングがすぐ動けます。
SalesforceのWeb-to-リードは、Webフォームからリードを作る標準機能です。設定の手順そのものは「Web-to-リードの設定手順とフォームの作り方」の記事にまとめています。この記事では、集めたリードを取りこぼさずに管理する側から見ていきます。
02Web-to-リードでできること
| 段階 | 中身 |
|---|---|
| フォームを作る | 載せる項目と送信後の戻りURLを選ぶと、SalesforceがフォームのHTMLを作ります。それをサイトに組み込みます |
| リードを作る | フォームから送られた内容で、Salesforceにリードが作られます |
| 管理する | 割り当てルールで担当者に振り分け、状況に合わせてリードを更新していきます |
03フォームは作ったまま使わない
Salesforceが作るHTMLは、項目を並べただけの簡単なものです。サイトのデザインに合わせて、見た目やラベルを整えてから置きます。
戻りURLにお礼のページを用意する
フォームを作るときに、送信したあとに表示するページのURLを入れます。送信が終わったことが伝わらないと、同じ内容を何度も送られることがあります。
必須にしたい欄に印を付ける
公式のナレッジ記事では、HTMLの入力欄に
required属性を足すと、未入力のまま送ろうとした人にエラーが出ると説明されています。見た目はCSSで整える
ラベルの言い回しや並び順も、サイトに合わせて直します。直したあとは、テスト送信でリードの各項目に値が入ることを確かめてください。
04上限に達したときの動き
公式ヘルプでは、24時間に作れるリードは最大500件とされています。上限を超えたときの動きは次のとおりです。
| 状況 | 動き |
|---|---|
| 24時間の上限に達した | 以降の送信は、Web-to-ケースと共通の保留キューに入ります |
| 上限が戻った | 保留キューの送信が処理されます |
| 保留キューが50,000件に達した | それ以降の送信は受け付けられず、キューにも入りません |
05Account Engagementとつなぐ
2022年の記事では、マーケティングオートメーションのPardotとWeb-to-リードをつなぐと、リードの収集から営業活動までを一体にできる、と書いていました。Pardotは、いまはAccount Engagementという名前です。
Account Engagementには、外のフォームの送信を受け取る「フォームハンドラー」があります。公式ヘルプには、フォームハンドラーとWeb-to-リードのフォームを組み合わせる手順があり、フォームの内容をSalesforceとAccount Engagementの両方へほぼ同時に送る仕組みと説明されています。
| 条件・注意 | 中身 |
|---|---|
| 作れる人 | フォームハンドラーを作るには、Account Engagementの管理者かマーケティングの役割の権限が要ります |
| 設定 | 送信データを成功時の遷移先へ転送する設定を有効にし、フォームの項目とプロスペクトの項目を対応づけます |
| 重複 | 完了アクションでプロスペクトの割り当てをしている場合は、この方法は勧められていません。完了アクションとWeb-to-リードの両方がレコードを作り、重複が生まれます |
新しく作るなら、Web-to-リードを残してつなぐのか、Account Engagementのフォームに寄せるのかを、先に決めてください。
06当時の記事から変わったこと
- PardotはAccount Engagementに名前が変わりました
- 2022年の記事の最後にあった、私たちのAppExchangeアプリの紹介と画像は外しました
07確認した環境
- 2026年9月時点のSalesforce公式ヘルプ(Web-to-リードの設定、1日に作れるリードの件数、Web-to-リードのフォームで項目を必須にする方法、フォームハンドラーとWeb-to-リードのフォームの統合)で確認しています
- 画像は当時の設定画面です。右上の利用者アイコンは白で伏せています
08まとめ
- Web-to-リードは、Webフォームからリードを作り、割り当てルールと自動レスポンスで管理につなげます
- フォームのHTMLは、戻りURL・必須の印・見た目を整えてから置きます
- 24時間の上限は500件で、超えた分はWeb-to-ケースと共通の保留キューに入ります
- 保留キューが50,000件に達すると、それ以降の送信は受け付けられません
- Account Engagementのフォームハンドラーと併用するときは、完了アクションとの重複に気をつけます
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