2022.05.24導入・活用の解説

Web-to-リードで集めたリードの管理と上限の注意

Web-to-リードは、作ったあとの管理まで考えておくと効きます。2022年に書いた記事を、2026年9月時点のSalesforce公式ヘルプで確かめ直し、上限に達したときの動きとAccount Engagementとつなぐときの注意を足しました。

01どういうときに使うのか

資料請求や問い合わせをしてきた人は、購入に近い見込み客です。サイトのフォームから届いた情報をすぐにリードとして持てれば、営業やマーケティングがすぐ動けます。

SalesforceのWeb-to-リードは、Webフォームからリードを作る標準機能です。設定の手順そのものは「Web-to-リードの設定手順とフォームの作り方」の記事にまとめています。この記事では、集めたリードを取りこぼさずに管理する側から見ていきます。

02Web-to-リードでできること

段階中身
フォームを作る載せる項目と送信後の戻りURLを選ぶと、SalesforceがフォームのHTMLを作ります。それをサイトに組み込みます
リードを作るフォームから送られた内容で、Salesforceにリードが作られます
管理する割り当てルールで担当者に振り分け、状況に合わせてリードを更新していきます
SalesforceのWeb-to-リードの設定画面。左の一覧にリードの割り当てルールとリード自動レスポンスルールが並んでいる
設定画面の左の一覧には、割り当てルールと自動レスポンスルールが並んでいます。リードを作ったあとの管理は、この2つから考えます(右上の利用者アイコンは伏せています)。

03フォームは作ったまま使わない

Salesforceが作るHTMLは、項目を並べただけの簡単なものです。サイトのデザインに合わせて、見た目やラベルを整えてから置きます。

  1. 戻りURLにお礼のページを用意する

    フォームを作るときに、送信したあとに表示するページのURLを入れます。送信が終わったことが伝わらないと、同じ内容を何度も送られることがあります。

  2. 必須にしたい欄に印を付ける

    公式のナレッジ記事では、HTMLの入力欄に required 属性を足すと、未入力のまま送ろうとした人にエラーが出ると説明されています。

  3. 見た目はCSSで整える

    ラベルの言い回しや並び順も、サイトに合わせて直します。直したあとは、テスト送信でリードの各項目に値が入ることを確かめてください。

04上限に達したときの動き

公式ヘルプでは、24時間に作れるリードは最大500件とされています。上限を超えたときの動きは次のとおりです。

状況動き
24時間の上限に達した以降の送信は、Web-to-ケースと共通の保留キューに入ります
上限が戻った保留キューの送信が処理されます
保留キューが50,000件に達したそれ以降の送信は受け付けられず、キューにも入りません
ここで間違えやすいところです。上限と保留キューは、Web-to-リードとWeb-to-ケースで共有です。問い合わせフォームとサポートのフォームを両方置いている組織では、片方にスパムが集まると、もう片方の送信も待たされます。reCAPTCHAは外さないでください。

05Account Engagementとつなぐ

2022年の記事では、マーケティングオートメーションのPardotとWeb-to-リードをつなぐと、リードの収集から営業活動までを一体にできる、と書いていました。Pardotは、いまはAccount Engagementという名前です。

Account Engagementには、外のフォームの送信を受け取る「フォームハンドラー」があります。公式ヘルプには、フォームハンドラーとWeb-to-リードのフォームを組み合わせる手順があり、フォームの内容をSalesforceとAccount Engagementの両方へほぼ同時に送る仕組みと説明されています。

条件・注意中身
作れる人フォームハンドラーを作るには、Account Engagementの管理者かマーケティングの役割の権限が要ります
設定送信データを成功時の遷移先へ転送する設定を有効にし、フォームの項目とプロスペクトの項目を対応づけます
重複完了アクションでプロスペクトの割り当てをしている場合は、この方法は勧められていません。完了アクションとWeb-to-リードの両方がレコードを作り、重複が生まれます

新しく作るなら、Web-to-リードを残してつなぐのか、Account Engagementのフォームに寄せるのかを、先に決めてください。

06当時の記事から変わったこと

  • PardotはAccount Engagementに名前が変わりました
  • 2022年の記事の最後にあった、私たちのAppExchangeアプリの紹介と画像は外しました

07確認した環境

  • 2026年9月時点のSalesforce公式ヘルプ(Web-to-リードの設定、1日に作れるリードの件数、Web-to-リードのフォームで項目を必須にする方法、フォームハンドラーとWeb-to-リードのフォームの統合)で確認しています
  • 画像は当時の設定画面です。右上の利用者アイコンは白で伏せています

08まとめ

  • Web-to-リードは、Webフォームからリードを作り、割り当てルールと自動レスポンスで管理につなげます
  • フォームのHTMLは、戻りURL・必須の印・見た目を整えてから置きます
  • 24時間の上限は500件で、超えた分はWeb-to-ケースと共通の保留キューに入ります
  • 保留キューが50,000件に達すると、それ以降の送信は受け付けられません
  • Account Engagementのフォームハンドラーと併用するときは、完了アクションとの重複に気をつけます

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