設定・自動化

アプリケーション内ガイダンスで画面の上に案内を出す

アプリケーション内ガイダンスを使うと、Salesforceの画面の上に、使い方の案内や新しい機能の知らせを出せます。2020年にSummer '20の新機能として書いた記事を、2026年9月時点のSalesforce公式ヘルプで確かめ直しました。

2020.08.01

どういうときに使うのか

Salesforceを運用していると、次のような悩みが出てきます。

  • 同じ質問が何度も来る
  • 新しく使えるようになった機能を使ってほしい
  • 自社で作った画面や項目を使ってほしい

マニュアルを配っても、読まれないことが多いものです。アプリケーション内ガイダンスは、利用者がその画面を開いたときに、その場で案内を出す仕組みです。設定から作れて、コードは要りません。

この記事は2020年に書いたものを、2026年9月時点のSalesforce公式ヘルプで確かめ直しています。当時は「新機能」として紹介しましたが、いまは定着した標準機能です。

プロンプトの種類

当時はフロート表示とドッキングの2種類でした。いまの公式ヘルプでは、次の3種類が挙げられています。

種類出方
フロート表示プロンプト短い文と画像、ボタンで、機能へさりげなく誘う案内です
ドッキングプロンプト利用者がアプリの中を移っても、その場に出たままの案内です。手順や短い動画を見ながら操作してもらうときに向きます
ターゲットプロンプトページの特定の部品にひもづけて、何のことかを指し示す案内です

プロンプトをつないで、1つまたは複数のページで手順を一つずつ案内する「ウォークスルー」も作れます。

プロンプトを作る

  1. アプリケーション内ガイダンスを開く

    設定のクイック検索に「アプリケーション内ガイダンス」と入れ、開きます。

  2. 作成バーを開く

    「追加」を押すと、作成バーを開く案内が出ます。「作成バーを開く」を押すと、作成バーの付いた新しいタブが開きます。作成バーは、別のアプリやページへ移っても開いたままです。

  3. 種類と場所を決める

    プロンプトの種類を選び、出したいページへ移って表示する場所を決めます。

  4. 出す相手を決める

    プロンプトを出すプロファイルと権限を選びます。

  5. 中身を書く

    見出しと本文、必要ならボタンを入れます。

  6. いつ・何回出すかを決める

    開始日と終了日を決め、出す回数や間隔を決めます。

  7. 名前を付けて保存する

    あとで見分けられる名前を付けて保存します。

プロンプトを追加の画面。プロンプトの作成バーを開くという説明と、作成バーを開くボタンがある
当時の「プロンプトを追加」の画面です。右下の「作成バーを開く」から作り始めます。
プロンプトのスケジュールの設定画面。左に種別から詳細までの手順、右に開始日と表示する回数の欄がある
当時のスケジュールの画面です。左に並んだ手順の順に、上から設定していきます。

表示する相手と回数の上限

公式ヘルプの考慮事項には、次の上限が書かれています。

項目上限
1つのプロンプトやウォークスルーで選べるプロファイルと権限合わせて10まで
同じガイダンスを出す回数30回まで。間隔は最大30日
ここで間違えやすいところです。プロファイルと権限は、合わせて10までしか選べません。部署ごとにプロファイルが細かく分かれている組織では、すぐに上限に届きます。出したい相手を権限セットでまとめておくと、選ぶ数を減らせます。

ウォークスルーとライセンス

公式ヘルプでは、ウォークスルーは Essentials・Group・Professional・Enterprise・Performance・Unlimited・Developer の各エディションで、有効にできる数に限りがある形で使えると書かれています。Enablementを購入している場合などは、使える範囲が広がります。

いくつまで無料で有効にできるかは、公式ヘルプの「Limits for In-App Guidance」で確かめてください。ここでは数を書きません。

確認した環境

  • 2026年9月時点のSalesforce公式ヘルプ(Considerations for Creating In-App Guidance)と、Trailheadのユーザーエンゲージメントの単元で確認しています
  • 画像は2020年当時の画面です。いまの画面とは見た目が違う可能性があります

まとめ

  • アプリケーション内ガイダンスは、画面を開いた利用者にその場で案内を出す標準機能です
  • プロンプトは、フロート表示・ドッキング・ターゲットの3種類があります
  • 設定の「アプリケーション内ガイダンス」から作成バーを開いて作ります
  • 出す相手は、プロファイルと権限を合わせて10まで選べます
  • 同じガイダンスは30回まで、最大30日の間隔で出せます
  • ウォークスルーは、エディションによって有効にできる数に限りがあります

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