設定・自動化

Optimizerの提供終了とこれからの組織の見直し方

この記事は2020年に書いたものです。取り上げたSalesforce Optimizerのアプリは、Winter '26とSummer '26のリリースで提供を終えました。当時の内容は短く残し、2026年9月時点で組織を見直すやり方を追記しました。

2020.08.01

この記事の読み方

最初に書いた時点では、Summer '20で新しく出たOptimizerのアプリを紹介する内容でした。その内容は下に短く残してあります。

先に結論です。Optimizerのアプリは、2026年9月時点ではもう使えません。Salesforceの公式ヘルプでは、Hyperforceの組織ではWinter '26のリリースで、それ以外の組織ではSummer '26のリリースで使えなくなると案内されています。同じことをするには、下の「いま組織を見直す方法」を使ってください。

当時のOptimizerでできたこと

Optimizerは、組織の中を自動で調べて、見直したほうがよい点を教えてくれるアプリでした。パッケージを入れる必要はなく、アプリを有効にして実行するだけで使えました。

  • 使われていない権限セットやプロファイル、項目、ダッシュボードなどを洗い出します
  • 「機能の改善」「カスタマイズの整理」「複雑さを減らす」ための推奨の対応を示します
  • 推測ではなく結果をもとに、組織の手入れの計画を立てやすくします

使い方は、アプリへのアクセスを許可し、アプリを開き、実行する、の3段階でした。

2026年9月時点の状況

Salesforceの公式ヘルプ「Salesforce Optimizer App Retirement」には、次のことが書かれています。

項目内容
Hyperforceの組織Winter '26のリリースでOptimizerのアプリを終了
それ以外の組織Summer '26のリリースでOptimizerのアプリが使えなくなる
残る機能Hyperforce以外の組織では、Optimizerの中の小さな機能「Hard Coded URL」のレポートは残る
理由Salesforceは、Lightning Experience Insightsに開発を集中するとしています
ここで間違えやすいところです。社内の運用手順書に「定期的にOptimizerを実行する」と書いてある場合、その手順はもう実行できません。手順書を、下の方法に書き換えてください。

いま組織を見直す方法

公式ヘルプ「Optimization without Salesforce Optimizer」では、Optimizerがしていた確認を、設定の画面などで自分で行う方法が紹介されています。主なものをまとめます。

  1. セキュリティの設定を見る

    設定の「セキュリティ」から「Health Check」を開きます。よくあるセキュリティの設定のずれを示してくれます。

  2. リリース更新を見る

    設定の「リリース更新」を開き、対応が済んでいない更新がないかを確かめます。

  3. データの容量を見る

    設定の「データ」から「ストレージの使用状況」を開き、上限に近づいていないかを確かめます。

  4. 共有の既定値を見る

    設定の「共有設定」で、組織の共有の既定値が意図どおりかを確かめます。

同じ公式ヘルプでは、APIのバージョンや権限セットなどを、SOQLで調べる方法も紹介されています。

Org Check

Salesforceの管理者向けブログ(admin.salesforce.com)では、Optimizerの終了に合わせて、Salesforce Labsの無料のアプリ「Org Check」が紹介されています。メタデータを洗い出して掘り下げ、手入れをしやすくするアプリです。AppExchangeから入れます。

Salesforce Labsのアプリは、Salesforceの製品本体とは扱いが違うことがあります。入れる前に、AppExchangeの掲載ページで提供元とサポートの扱いを確かめてください。

確認した環境

  • 2026年9月時点のSalesforce公式ヘルプ(Salesforce Optimizer App Retirement、Optimization without Salesforce Optimizer)と、Salesforce管理者向けブログのOrg Checkの紹介記事で確認しています
  • 当時の記事には画像はありませんでした(見出しの画像だけで、移していません)

まとめ

  • Summer '20で出たOptimizerは、組織を自動で調べて見直す点を示すアプリでした
  • Optimizerのアプリは、Hyperforceの組織ではWinter '26、それ以外ではSummer '26のリリースで使えなくなりました
  • Hyperforce以外の組織では、Hard Coded URLのレポートだけが残ります
  • いまは、Health Check・リリース更新・ストレージの使用状況・共有設定を自分で確かめます
  • メタデータの洗い出しには、Salesforce LabsのOrg Checkが紹介されています

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