外部サービス連携

帳票DXでSalesforceのデータを帳票にする

帳票DXをSalesforceとつなぐと、商談や取引先のデータから見積書・請求書・契約書を作り、送付や電子契約まで続けて自動化できます。2023年に書いた記事を、2026年9月時点の提供元公式サイトで確かめ直しました。

2023.12.18

どういうときに使うのか

Salesforceで商談を管理していても、見積書や請求書は別のソフトで作り直している会社は少なくありません。商談の金額や商品を表計算ソフトへ写し、PDFにしてメールに添付し、控えを共有フォルダーへ置く。手で写すたびに、転記のミスと待ち時間が生まれます。

帳票DXは、株式会社オプロが提供するクラウドの帳票サービスです。公式サイトでは、業務プラットフォームのデータから帳票の作成・出力・配信・保管までを自動化するサービスと説明されています。Salesforceとつなぐと、Salesforceの中にあるデータをそのまま帳票にできます。

この記事は2023年に書いたものを、2026年9月時点の株式会社オプロの公式サイトで確かめ直して書き直しています。料金はプランや契約で変わるため、ここには書きません。帳票DXの公式サイトで確認してください。

連携でできること

できること中身
帳票を作るSalesforce上のデータから、見積書・請求書・契約書などを用途に合わせて作ります
形式を選んで出すPDFのほか、Excel・Word・PowerPoint・CSVなどで出力できます
送るメール・FAX・電子配信などで、作った帳票を相手へ届けます
契約するGMOサインやクラウドサインなどの電子契約サービスへつなげます
しまうBoxやGoogle Driveなどの文書管理サービスへ保管します

公式サイトでは、Salesforceのほかに、Agentforce・Slackとの連携にも触れています。連携先はSalesforceだけではなく、HubSpot・SAP・SmartHR・kintoneなども挙がっています。

帳票ができるまでの流れ

当時の記事では、帳票のひな形を作る画面と、Salesforceの商談から帳票を出す画面の画像を載せていました。流れにすると次のとおりです。

  1. 帳票のひな形を用意する

    用意されている標準のテンプレートを使うか、帳票のデザインツールで自社の書式を作ります。

  2. Salesforceの項目を割り当てる

    取引先・商談・商談商品などの項目を、ひな形のどこに出すかを決めます。

  3. Salesforceから帳票を出す

    商談などのレコードから帳票を作り、目的に合った形式で出力します。

  4. 後続の処理へ渡す

    できた帳票を、送付・電子契約・保管へ続けて流します。ここまでつなぐと、手で添付したり置き直したりする作業がなくなります。

インボイス制度への対応

公式サイトでは、インボイス制度に準拠した電子取引の実現をうたっています。関連する製品として「Peppol Connector by OPRO」が挙がっており、Peppolに対応したデジタルインボイスを送れると書かれています。

ここで間違えやすいところです。帳票を出力できることと、請求書を電子で受け渡すしくみ(Peppol)に乗せることは別の話です。紙やPDFの請求書を自動で作りたいのか、取引先と電子インボイスをやりとりしたいのかを、先に決めてから製品を選んでください。電子インボイスの受け渡しの条件は、提供元に確かめてください。

入れる前に決めておくこと

決めること理由
どの帳票から始めるか見積書・請求書・納品書を一度に作ると、ひな形と項目の割り当てが膨らみます。件数の多い帳票から始めるほうが効果を測りやすくなります
元データがそろっているか宛名・住所・商品の単価などがSalesforceに正しく入っていないと、帳票も正しく出ません
誰が帳票を出すか営業が各自で出すのか、承認を経てから出すのかで、ボタンの置き場所と権限が変わります
控えをどこに置くかSalesforceのファイルに残すのか、外部の文書管理へ送るのかを決めておきます

当時の記事から変わったこと

当時の記事の画像(帳票のデザイン画面、Salesforceから帳票を出す画面)は、いまは残っていません。同じ内容を、上の流れと表に書き起こしています。料金の一覧は、改定されている可能性があるため外しました。

同じ株式会社オプロの帳票製品として、OPROARTSを使った帳票出力の記事もあります。製品ごとの違いは、提供元に確かめてください。

確認した環境

  • 2026年9月時点の株式会社オプロの帳票DX公式サイト(service.opro.net/formdx)で、提供元・機能・出力形式・連携先を確認しています
  • 旧記事にあった公式サイトのアドレス(formdx.com)は、2026年9月時点では上の公式サイトへ転送されています

まとめ

  • 帳票DXは株式会社オプロのクラウド帳票サービスで、Salesforceのデータから帳票を作れます
  • PDFのほか、Excel・Word・PowerPoint・CSVで出力できます
  • 送付・電子契約・文書管理への受け渡しまで続けて自動化できます
  • インボイス対応として、Peppolに対応したデジタルインボイスの送信が案内されています
  • 始める前に、最初の帳票と元データのそろい具合を決めておきます

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