商談の成立で送るメールアラートをフローで作り直す方法
この記事は2021年に書いたものです。取り上げたプロセスビルダーは、2025年12月31日でサポートを終えました。当時の設定はそのまま残し、同じことをレコードトリガーフローで作る手順を追記しました。
この記事の読み方
最初に書いた時点では、プロセスビルダーを使い、商談のフェーズが「Closed Won」になったときにメールアラートを送る、という内容でした。その設定は下に残してあります。
メールアラートとは
メールアラートは、どのオブジェクトで使うか、どのメールテンプレートを使うか、誰に送るかをあらかじめ決めておく部品です。プロセスビルダーからもフローからも呼べます。呼び出す側をフローに移せば、作ってあるメールアラートはそのまま使えます。公式ヘルプの移し方の例でも、既存のメールアラートをフローから呼んでいます。
当時の設定:プロセスビルダー
プロセスを作る
設定の「プロセスビルダー」で新規作成し、名前と説明を入れます。開始のタイミングは「レコードを作成または編集したとき」にします。
条件を足す
商談のフェーズが「Closed Won」になったとき、という条件を入れます。
メールアラートのアクションを置く
条件に合ったときの即時アクションに、メールアラートを置き、使うメールアラートを選びます。
有効化してテストする
プロセスを有効化し、テスト用の商談のフェーズを変えて、メールが届くことを確かめます。
当時の記事では、ワークフロールールと比べた利点として、ToDo以外のレコードも作れること、関連レコードに触れられること、条件の順序を決められることを挙げていました。いまはこれらもフローで行います。
2026年9月時点のやり方:レコードトリガーフロー
Salesforceの公式ヘルプには、メールアラートを送るワークフロールールをフローに移す例が載っています。その流れに合わせて、商談の成立で送る形にしました。
レコードトリガーフローを作る
設定の「フロー」で新規フローを作り、レコードトリガーフローを選びます。オブジェクトは商談にします。
きっかけを決める
レコードが作成または更新されたときに動くようにします。
入口の条件を決める
フェーズが「Closed Won」であることを条件にし、条件を満たすように更新されたときだけ動く設定にします。
メールアラートのアクションを置く
新しいアクションでメールアラートを選び、使うメールアラートを一覧から選びます。レコードIDには {!$Record.Id} を入れます。
保存して有効化し、テストする
保存して有効化し、テスト用の商談をClosed Wonにして、メールが届くことを確かめます。
古いプロセスが残っているとき
| 状況 | すること |
|---|---|
| 同じ条件のプロセスが有効なまま | フローを有効にする前にプロセスを無効にします。両方が動くと、メールが2通届きます |
| プロセスがいくつもある | 公式ヘルプで案内されている「Migrate to Flow」ツールで、移せるものから移します |
| メールアラートの宛先が古い | 移すついでに、送り先のユーザーや役割が今の体制に合っているかを見直します |
確認した環境
- 2026年9月時点のSalesforce公式ヘルプ(Workflow Rules & Process Builder End of Support、Workflow Rule with an Email Alert Migration to a Flow Example)で確認しています
- 画像は2021年当時のプロセスビルダーの画面で、個人を特定できる情報は写っていません
まとめ
- プロセスビルダーは2025年12月31日でサポートを終えました。新しく作るならレコードトリガーフローです
- メールアラートそのものは、フローからもそのまま呼べます
- フローでは、フェーズがClosed Wonになったときの入口の条件と、メールアラートのアクションで作ります
- 条件を満たすように更新されたときだけ動く設定にし、編集のたびに送られないようにします
- 古いプロセスは、フローを有効にする前に無効にします
Salesforceの導入・運用についてご相談ください
導入前の検討から、お使いの環境の改修・運用、AIとの連携まで承ります。状況を伺ったうえで、進め方をご提案します。