設定・自動化

時間ベースのワークフローをスケジュール済みパスへ移す

この記事は2021年に書いたものです。取り上げたワークフロールールは、2025年12月31日でSalesforceのサポートが終わりました。当時の設定はそのまま残し、2026年9月時点の状況と、同じことをレコードトリガーフローで作る方法を追記しました。

2021.01.11

この記事の読み方

最初に書いた時点では、ワークフロールールの「時間ベースのアクション」を使って、商談の完了予定日の7日前にリマインドのメールを送る、という内容でした。その設定自体は下に残してあります。

先に結論です。いまから作るなら、ワークフロールールではなく、レコードトリガーフローの「スケジュール済みパス」を使ってください。ワークフロールールは、2025年12月31日でSalesforceのサポートが終わっています。

当時の作り方

ワークフロールールのアクションには、条件に合った直後に動くものと、将来のある時点に動くよう予約しておくもの(時間ベースのアクション)があります。当時の例は次のとおりです。

  • 金額の大きい商談が、完了予定日の7日前になってもクローズしていなければ、商談の所有者へリマインドのメールを送る

時間ベースのアクションは、レコードの作成日やルールが当てはまった日だけでなく、そのオブジェクトの日付項目を基準にできます。そのため「完了予定日の7日前」という指定ができました。

ワークフローの時間トリガーの編集画面。7 Days Before Opportunity: Close Date と指定されている
時間トリガーの編集画面です。完了予定日(Close Date)の7日前を指定しています。
時間ベースのワークフローアクションの一覧。7 Days Before Opportunity: Close Date の下にメールアラートが1件ある
時間トリガーの下に、商談所有者へのリマインドのメールアラートを置いています。

2026年9月時点の状況

Salesforceの公式ヘルプに、ワークフロールールとプロセスビルダーのサポート終了が案内されています。

項目公式ヘルプの記載
サポートの終了日2025年12月31日
有効なルールの動き2025年以降も、いまと同じように動き続けます
サポートと修正カスタマーサポートと不具合の修正は行われません

動き続けるからといって放っておくと、不具合が起きても直してもらえません。残っているルールは、計画を立ててフローへ移してください。

スケジュール済みパスで作り直す

同じことは、レコードトリガーフローの「スケジュール済みパス」で作れます。公式ヘルプでは、レコードトリガーフローの一部の要素を、別の道で、予定した時刻に動かす仕組みと説明されています。

  1. 商談のレコードトリガーフローを作る

    フロービルダーで、商談が作成または更新されたときに動くレコードトリガーフローを作ります。開始条件に、金額とクローズしていないことを入れます。

  2. いつ動かすかを決める

    更新されたレコードでいつ実行するかは、条件を満たすように更新されたときだけ、を選びます(英語の画面では Only when a record is updated to meet the condition requirements)。条件に合ったときに一度だけ予定を入れるためです。

  3. スケジュール済みパスを足す

    基準にする時刻として、商談の完了予定日を選びます。オフセットの数と選択肢で、その7日前を指定します。

  4. メールを送る

    スケジュール済みパスの中に、商談の所有者へのメールを送るアクションを置きます。

ここで間違えやすいところです。公式ヘルプでは、更新されたレコードが条件に合わなくなると、すでに予定されていたスケジュール済みパスは取り消されるとされています。たとえば、7日前より先に商談をクローズすれば、リマインドは送られません。クローズの判定を開始条件に入れておくことが大切です。

既にあるルールを移すとき

Salesforceには、ワークフロールールをフローへ移す「Migrate to Flow」ツールがあります。公式ヘルプの考慮事項では、移せるものとして時間ベースのワークフローアクションが挙がっています。また、実行を待っている時間ベースのアクションは、関連するレコードが変わったときにスケジュール済みパスへ移されると説明されています。

移したあとは、新しいフローを有効にして、元のルールを無効にします。両方が有効なままだと、同じメールが2回届くおそれがあります。

確認した環境

  • 2026年9月時点のSalesforce公式ヘルプ(ワークフロールールとプロセスビルダーのサポート終了、スケジュール済みパス、Migrate to Flow ツールの考慮事項)で確認しています
  • 画像は2020年に作った当時の画面です

まとめ

  • ワークフロールールの時間ベースのアクションでは、日付項目を基準に、将来の時点で処理を動かせました
  • ワークフロールールは2025年12月31日でサポートが終わり、有効なルールは動き続けますが修正はされません
  • いまはレコードトリガーフローのスケジュール済みパスで、完了予定日の7日前といった指定ができます
  • 条件に合わなくなると予定済みのパスは取り消されるので、クローズの判定を開始条件に入れます
  • 既にあるルールは Migrate to Flow ツールで移し、移したら元のルールを無効にします

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