外部サービス連携
freee for Salesforceでできることとマスタ連携
freee for Salesforceを使うと、Salesforceのレコードからfreeeの取引先・見積書・請求書・取引を作れます。2019年に書いた短い記事を、2026年9月時点のfreee公式ヘルプで確かめ直し、初期設定の流れを足しました。
どういうときに使うのか
商談や受注はSalesforceで管理し、請求と会計はfreeeで行っている会社では、同じ取引先や金額を2回入力することになります。打ち直しの手間に加えて、金額の写し間違いも起きます。
freeeは、会計を中心にしたクラウドのサービスです。2019年の記事では、freee単体は使い始めるのに難しい設定が要らない一方で、「freee for Salesforce」でSalesforceとつなぐ設定は少し大変かもしれない、と書いていました。この記事では、その連携の側を掘り下げます。
料金はプランや契約で変わるため、ここには書きません。freeeの公式サイトで確認してください。freee for Salesforceを使えるfreeeのプランは、freee for Salesforceで商談から請求書を作り入金を確かめるにまとめています。
freee for Salesforceでできること
freeeの公式ヘルプ「freee for Salesforceの概要」には、次の機能が挙がっています。
| できること | 中身 |
|---|---|
| 取引先を連携する | Salesforceのレコードから、freeeの取引先を新しく登録(更新)します |
| 見積書・請求書を作る | Salesforceのレコードの情報を、freeeの見積書や請求書に連携します。複数のレコードからまとめて作ることもできます |
| 取引を作る | Salesforceのレコードの情報を、freee会計の取引に連携します |
| マスタを連携する | freeeの勘定科目・税区分・部門などを、Salesforce側へ連携します |
| 帳票を出す | 送付状・納品書・発注書・見積書・請求書・作業報告書・注文請書・検収書・領収書を、用意されたテンプレートに沿って出力できます |
初期設定の流れ
公式ヘルプでは、初期設定は次の3つの段階に分かれています。
認証設定
Salesforceとfreeeのアカウントをつなぐ設定です。最初に行います。
マスタ連携
freeeが持っている情報を、マスタとしてSalesforceにレコード登録します。
機能連携
取引先・見積書・請求書・取引など、使う機能ごとの連携を設定します。
マスタとして連携できる項目
公式ヘルプでは、マスタとして登録できるfreeeの項目は次の7種類とされています。
| マスタ | 使いどころ |
|---|---|
| 勘定科目 | 取引を作るときの科目 |
| 税区分 | 取引や請求書の税の扱い |
| 取引先 | Salesforceの取引先とのひもづけ |
| 品目 | 請求書や取引の明細 |
| 部門 | 部門別の管理 |
| メモタグ | 取引の補足の分類 |
| セグメント1・2・3 | 会社ごとに決めた切り口での管理 |
ここで間違えやすいところです。マスタは、freeeからSalesforceへ登録する向きです。勘定科目や税区分をSalesforceの側で作って送るわけではありません。freee側のマスタを先に整えてから連携してください。あとからfreeeでマスタを増やしたときは、Salesforce側にも反映されているかを確かめます。
連携の前に業務の流れを決める
2019年の記事では、連携で二度打ちをなくしたり、Slackなどの通知と組み合わせたりすると、さらに便利になると書いていました。そのためには、先に業務の流れを決めておく必要があります。
| 決めること | 例 |
|---|---|
| どの時点で請求書を作るか | 商談が受注になったとき、納品が終わったとき |
| 取引先をどちらで管理するか | Salesforceを正にしてfreeeへ登録する、など |
| 誰が連携の操作をするか | 営業か、経理か |
確認した環境
- 2026年9月時点のfreee公式ヘルプ(freee for Salesforceの概要、初期設定のマスタ連携)で確認しています
- 当時の記事のfreeeのロゴの画像は、この記事には載せていません
まとめ
- freee for Salesforceを使うと、Salesforceのレコードからfreeeの取引先・見積書・請求書・取引を作れます
- 初期設定は、認証設定・マスタ連携・機能連携の3段階です
- マスタとして連携できるのは、勘定科目・税区分・取引先・品目・部門・メモタグ・セグメントの7種類です
- マスタはfreeeからSalesforceへ登録する向きなので、freee側を先に整えます
- 使えるプランやエディションの条件は、導入前にfreeeへ確かめてください
Salesforceの導入・運用についてご相談ください
導入前の検討から、お使いの環境の改修・運用、AIとの連携まで承ります。状況を伺ったうえで、進め方をご提案します。